超凡大学生

意識高ぶってる大学生のつぶやき

サッカーを仕事にする2

まずは敵を知る

欧米式就活の仕方

私がフランス人の友人から聞いた話なのである程度ブレはあると思われます。ご了承下さい。

 

まず、14歳くらいから将来について深く考えさせられるような環境に身を置かされるみたいです。友人、親、学校の先生と頻繁に相談したり、将来に関する本や記事を読んで「好きなこと」「没頭できそうなこと」「いまはまだ知識ゼロだけどとても惹かれること」のようなことを意識し始めるそうです。

 

16歳くらいからだんだんゆっくりとやりたいことを絞り始めるみたいです。だんだん「専攻」を決めなければなりません。

 

そして18歳くらいになると、大学で「専攻」したいものを選び、そしてそれを深く学べる大学を探し、予算や学力などから「大学進学」するそうです。

(「専攻」がとても大事になるので、てきとうな大学には行かないみたいです。そのため、「専攻」したいことが充実している大学に合格するためにとても勉強するそうです。欧米は入学が簡単で卒業が難しいなんて噂はほぼ嘘。入学も卒業も難しいみたい。)

 

大学に進学すると3年間くらい「専攻」をみっちり勉強するみたいです。基本は勉強ベースの生活だから日本人みたいにアルバイトの生活にはならない。毎日勉強の予定以外あまりないから飲みに行こうなども気軽でその場で決まるみたいです。(日本人は来月のいつ空いてる?この日空いてるからこの日飲もう!といってスケジュール調整してから飲むんだよ、と話すと大変びっくりされました。)

 

大学で3年間くらい勉強すると(だいたい21歳か22歳)、一旦大学に行くのをやめるらしいです。

それは、インターンのためだとか。1年くらい学校に行かなくなり、「専攻」で勉強したことを活かしながら将来やりたいことができる企業にインターンするそうです。

そこで“Real work”を体験するだとか。21歳頃から1年間で1〜3つくらいのインターンを体験し自分の仕事観を養います。

「専攻」から考えた仕事の中でもさらに深く「どういうことがしたいのか」「どういうことはしたくないのか」1年間(以上)大学ではなく“Real Work”で考え抜きます。

 

その後、大学に戻り卒業要件の単位を取りきったり卒業論文を書いたりしながら、考え抜いた結果を元に希望する企業にエントリーします。だいたい22歳〜26歳くらいに就職するだとか。でも最近はグローバル化が進み21歳くらいから留学に2,3回行ったり、ワーホリで1年他国で働いたり、と24歳以降から就職活動を始めることも珍しくないそうです。

 

そして、やっと就職活動を始めるころには「Aということができて、Bということはしなくてよくて、Cという条件を満たしていて、Dという雰囲気がある。そして私はEという生き方を得られる」という風に自分の中で会社を選ぶ基準ができています。いや、企業を選ぶというよりは自分のライフスタイル、生き方を選ぶ基準ができてきている状態でしょうか。

そのため、企業はある程度絞られるため、日本でいうエントリーシートなるものもあまり書きません。多くて10枚くらい書き提出。(1,2枚とかもざらだとか。)

(自分が求める生き方を再現してくれるような企業は世界探し回ってもそうたくさんありません。でもフランス人の友人曰く「たくさんはないけど、必ずあるの。自分の求める生き方や人生を再現できるような企業が世界に1つもないってことがない。それがとても不思議なことなんだよね〜」らしいです。起業家とかはどうなるんでしょうね。今度聞いてみようと思います)

 

だいたいはその後、面接を受けます。(エントリーシートてきなものでは、インターン経験やワーホリ経験などを元にその人が本当にその会社で働きたいかを見ます。そのためインターンやその人の人生や経験が志望動機とあまり乖離してなく、人格もまっとうそうであれば“普通”は面接にいくみたいです)

企業も、求めてる人材や具体的な業務内容をインターンなどで明確化しているため、ミスマッチが起きにくいそうです。また、通年採用で欲しい人材はピンポイントで要求しているので、てきとうなわけわからない人が数百人エントリー、みたいなことはまずありえないようです。

 

そして、面接では細かいすり合わせです。

例)いま会社はこういう状況だから募集要項ではAと謳ってるけど実際今は微妙にずれてA'てきなことをしてもらうことになるかもしれない。もちろん君がやりたいAは○ヶ月後には必ずできるし任せる。ここは大丈夫?

例)会社はこういう特殊な社会保険に加入してるから普通はあまりないBって金額分を給料から引かせてもらってるんだ。この点においては大丈夫?

例)育休はこれくらいとれて、在宅も週何回できるのは間違いないね?業務内容も最初の○ヶ月はこれとこれを主に、1年後にはこういうステップアップが見込まれるのは本当だよね?

こういう感じです。日本でいったら社会がわかってきた40代くらいの人が転職する時に話していそうな内容を話しているみたいです。

 

卒業し、2.3回目の面接を経て、細かいすり合わせをした後、お互いが信頼し合える、お互いが求めあっているものが共有されると、晴れて入社となるみたいです。(22歳〜26歳

 

分析

あたかも欧米式就活を称賛しましたが、一応注意しておきます。

海外の人でもたくさん人生に悩んでいます。「専攻」を決めたけどやっぱり違ったなどぜんぜんありえます。ワーホリしたけどあんまり「やりたくないこと」が見つからなかった。などたくさんあります。欧米式だからといって必ずみんな成功したりしているわけではないのでそこは誤解しないで下さい。

どっちが正しいかという質問は置いといて。将来について考える時間って大事ですね。

日本では就活が始まり、1年で就職します。その後よく「とりあえず3年」と言われますね。自分の将来を考える時間を合計すると4年でしょうか。

では欧米式はどうでしょう。

18歳から「専攻」を専門的に学び日本企業でいう「研修」のような状態に入ります。それで早ければ22歳に就職します。合計すると4年でしょうか。

要は欧米式も日本式も考え始める年齢が違うだけでほとんど一緒ではないでしょうか?

自分の「やりたいこと」や「やりたくないこと」、「求める生き方」というものがわかってくるまでだいたい4年くらいはかかるようです。

 

まとめ

これで敵を知ることができました。

私と同じようにイギリスのサッカークラブで働きたいと考えているイギリスの人やヨーロッパの人はこういうプロセスで働きに来るのです。

これに負けてはいけない。

私は「専攻」を4年間勉強していないけれどそれ以上に会社に提供できる私の価値ってなんだろう。また、サッカークラブで働いてどんな生き方を私は得られるのかもっと言語化しなければならない。

なんせ私がいつか対峙するであろう面接官もそういうプロセスを経てそこの人事として働いているのだからそういうことを考えて質問するに違いない。

まずは敵(明日の友)を知る。

サッカーを仕事にするための旅は続く…