超凡大学生

どこにでもいそうでいない大学生のつぶやき

これから就職する新卒学生が、映画「ちょっと今から仕事やめてくる」を見た感想

はい、

これから大人の世界に入る大学4年生です。

 

仕事をはじめるまであと半年程度。

期待と不安が入り混じってます。

 

そしてそんな時にたまたまWOWOW

「ちょっと今から仕事やめてくる」

という映画が目に入ったので鑑賞することに。

 

いろいろ明らかになってから後半部分が少し長い

今どきここまでのブラックはさすがに…

 

とかいう細かい映画描写に今回つっこみたいわけではありません。

僕は映画評論家でもなんでもないので。

 

そうではなく、新卒学生的な視点から

どんな目で見たのか

どう思ったのか

をあくまでも一人の学生の考えとしてここに綴ります。

 

あらすじとかはググってください (↓公式HP)

www.choi-yame.jp

 

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(※上記公式HPより引用)

学生の想像する仕事とは?

学生の多くが想像している仕事とは、

 

基本的にアルバイトとかより厳しいが、アルバイトより給料が少し良い、というようなものだ。(僕の周りの人の話を聞いた肌感)

 

アルバイト気分でやると痛い目にあうが、しっかりアルバイトよりは誠実にやることをやればいい、というものだ。

 

一部の学生には「仕事は怖い」「休めなさそう」

というネガティブめな考えがある。

 

その一方で「責任のあることができる」「社会とつながりを持つ機会が増える」

というようなポジティブめな考えもある。

 

ただ、ここまで話していて気付いてほしいのが

基本的に「アルバイトとの比較」で考えてしまう学生が多いということだ。

 

それはしょうがないことで、一回もオフィスで働いたことがなく、基本的にアルバイトが社会とのつながりであった学生が、「仕事」を想像できるわけがない。

 

人間は想像できない事象に関しては身近な類似現象から比較想像するしかない。

 

チーターを見たことがない人でも、似た動物にトラがいることを知っていればなんとなく足が早そうで猫っぽくて柄のある動物だと比較想像するだろう。

 

要はそんなかんじだ。基本的に学生が考える「仕事」の根本の基準には「アルバイトよりどうか」というマインドが隠れていることが多い。

 

結論、多くの学生が考える仕事とは

「アルバイトより、〜」

だ。(僕もよくそうなる)

この映画を率直にどう感じたか

見る前

見る前、僕は

ブラック企業の人が起業でもして人生ハッピーになった!」

という感じかと思っていた。

要はよくある安易な「やりたいことやれよ!」の過大映像化、てきな。

あと、「仕事やめれば人生ハッピーになる」と短絡的に思う人を増やす映画なんじゃないかなあ、とか。

見ている最中

上司の怒り方に多少びびった。

あと社内の成績の取り合いってこういう感じで起きるのか、と思ったり

一人で家にいると仕事のばかり考えそうだから一人暮らしするときは会社以外の居場所を作らないと仕事バカになりそうだな、とか考えたり。

あとは社内の人がこういう人を助けるっていろいろ難しそうだなあ、と。

見た後

安易な「起業しろ!」てきな映画じゃなくて少し安心した。

仕事やめれば人生なんとかなる、てきなのはあまりなく、

主旨は「仕事とは?」というところに基本的に中心が置かれていたから見ていて混乱することはなかった。

 

ただこの映画なりの「仕事とは?」ということがもう少し強調してほしかった。

でもそれは自分が「仕事とは?」の答えを自分で考えずに映画に求めすぎている気もした。

 

ただとにかくこの映画は怒られている描写をしっかりと撮っている。

そのため、これから仕事をする学生とっては常に

 

「なんのためにこの人は仕事をしているんだろう?」

「やめられないのはなぜだろう?」

「だれに謝っているんだろう?」

 

という疑問が自然と湧き出た。

結局仕事とは?

結論、学生はこの映画をみて

「アルバイトより絶対大変」

「アルバイトより給料もらえるかも怪しい」

ブラック企業は死んでも避けたいな」

「友達ってまじ大事だわ」

「両親大事にしよ」

というような感想で落ち着くだろう。

 

僕も正直こんな程度だった。

 

なぜなら、

自分にとっての「仕事」とは?

という命題に対してあまり考える要素をこの映画は提供していないからだ。

批判とかではなくね。

 

ただ、

「仕事とは?」を考える「きっかけ」をこの映画はとても用意してくれた。

 

親や上司、同僚、友人などの存在から「きっかけ」を何度も教えてくれる。

鑑賞中何度も「仕事ってなんだ?」と思った。

 

ただ、恋人や自分の家族、友人家族、趣味、夢といったいわゆるプライベートなところをあまり描写していない。

 

だから

「自分の家族を養うために…」

「趣味のためのお金稼ぎを…」

「将来やりたいこと成し遂げるための勉強のために…」

という具体的な「自分にとっての仕事とは?」にまで考えが至ることはない。

 

そこに関しては鑑賞後の各々に任されている。

 

「いい映画だったな〜」で終わる人もいれば

「私ってなんで働くんだっけ?」と鑑賞後カフェで一人悩む人もいるだろう。

 

ちなみに僕にとっての仕事は

「より幸せになるための手段の一つ」だ。

 

借金を返すために〜、とか

スキルを学ぶために〜、とか

錯覚資産をつくるために〜、とか

めちゃくちゃいろいろな要素がある。

 

それをまとめると

「生きるため」であり、「現状より幸せに生きるため」だ。

 

僕のブログも、Webライターの仕事も、DJも、英語の勉強も、就職も、友人と遊ぶのもすべて僕がより幸せに生きることができるようになる手段・要素だ。

 

今後どれかがいらなくなるかもしれないし、なにかが追加されるかもしれない。

ただ、いま現時点ではそれらが必要だと考えているからその手段を選び、活動している。

 

僕はいまの幸せな生活に感謝しつつも、

もうちょっと幸せになれるんじゃないか、といつも思っている。

だから、その欲望を満たす手段の一つに「就職」があり、「仕事」がある。

 

この映画を学生が見るメリットとデメリット

メリット

めっっっちゃ「仕事とは?」

と考える「きっかけ」を得ることができる。

「きっかけ」がほしかったら、ぜひ、どうぞ。

デメリット

「仕事とは?」を具体的に考え始めた時に考える要素が少ない。

趣味とか、恋人とかいう選択肢があまりなく、

仕事に対するネガキャンから、

安易に「仕事なんていらないんじゃないか」てきな思考にいってしまうかもしれない。

それはデメリットかもしれない。

まとめ

たぶん、就活する前に見るのがベスト。笑

でも就活終わった人は、仕事がはじまる前に今一度仕事になにを求めているのかなどのことを洗いざらい考えてみてもいいかもしれない。

 

学生におすすめかと言われれば星3つだな。

 

あまりにも仕事に対するネガキャンが強いので。

 

できれば仕事楽しい!という映画・本も(できれば)見たほうがいい。