新しい働き方「複業」について就職活動を控えた現役大学生が思うこと!
新しい働き方?
「複業」について考え始めたのは
俳優の山田孝之さんが取締役に就任、「スターとの体験」など販売する新会社をトランスコスモスと設立
山田孝之さんの↑このニュースがきっかけ。それから、
ロナウドがホテル「CR7」を正式オープン、自身の名前も地元の空港名に 写真15枚 国際ニュース:AFPBB News
クリスティアーノ・ロナウドや本田圭佑もサッカー以外にもたくさん仕事をしていたなあ、と思い出しました。
もしかすると“これ(複業)”は「働き方」の一大潮流ではないのかと。
そんなことを考えはじめこの記事を作成していたら、
柴咲コウが資本金1.7億円のIT企業を設立 (文春オンライン) - Yahoo!ニュース
なんと、柴咲コウさんまで、、、(・∀・)
目次
複業とは?
複業とは、サラリーマンが時と場合によって就労形態を使い分け、複数の箇所から収入を得ることを指します。
いわゆる「副業」とは違い、どちらが“複”でどちらが“副”とはいえない、同じぐらいに労力をかける仕事を持つことが複業の特徴です。それでもわかりにくければ「副業」と「複業」の違いは考え方の違いです。
「副業」は基本的に収入の増加を図ります。
一方、「複業」は収入源のリスク分散、バランスを意図します。
言い方を更に変えると、副業はいかにスキマ時間で「お小遣い」を稼げるか、というような考え方ですが、
複業はなるべく本業に近い時間をかけ自分の「好き」に挑戦する、という考え方でもあります。
少し抽象化すると、「お金」を求める「副業」、一方で自分の好きなことなどで人生に「楽しさ」を求め挑戦するのが「複業」です。
また、複業には4つのタイプが存在します。わかりやすくまとめているサイトがありましたので、引用させて頂きます。↓
複業には大きく分けると、4つのタイプがあるのではないかと私は考えている。
1つ目は、「個人+個人」タイプ。個人事業主やフリーランサー、小さな法人を経営している人など、個人が複数の仕事を行うタイプで、時間や雇用形態の制約が少ない分、専門的なスキルがあれば、複業は比較的容易。かつての私はこのタイプだった。
2つ目は、「個人+企業」タイプ。個人が主軸で企業にも所属するタイプで、「個人+個人」よりも、時間の管理や役割、会社に対する責任感が増す。その代わり、チームワークを生かして仕事をすることで、個人ではできなかった仕事ができる可能性がある。現在の私はこのタイプ。
3つ目は、「企業+個人」タイプ。企業が主軸で、空いた時間や週の何日かを、個人の範疇で複業するタイプだ。企業に雇用される安心感を残したまま、企業だけでは得られなかったさまざまな刺激や知見、経験を、社外から受けることができる。将来、起業につながることもあるかもしれない。アルバイトのような、お金が目的の「副業」の人もいるだろう。
4つ目は、「企業+企業」タイプ。複数の企業に所属してパラレルキャリアを築くタイプだ。複業する企業間の調整は必要かもしれないし、「組織人としての責任」を複数持つことは大変かもしれないが、複数の仕事に取り組むことで、仕事の幅や人脈が広がるだろう。
「サイボウズで働いて「複業には4種類ある」と痛感し、やっぱり複業はいっしょくたには語れないよねと思った話 | サイボウズ式」複業にかなり柔軟なサイボウズ社様の「サイボウズ式」から引用させて頂きました。
今の働き方
これは就職活動を控えた現役大学生だから言えます。
多くの大学生は就職活動について「安定した生活と将来の高給を求め大手」「頭が少し良くて変わっているやつがベンチャー」という感じで動いています。
実際に、社会も大手企業を中心に長時間労働、終身雇用などで安定した給料で進化してきました。そのレールに乗っかって成長してきた両親、祖父母を見れば、就職活動を控えた大学生が「大手」(自分の知っている企業)で「安定」(周りと同じような給料)を求めることは当然なのかもしれません。
しかし一方で、情報のキャッチが早かったりする一般的な学生と少し考え方が違う学生は「東芝やパナソニックを見ればわかるように大手はあてにならない」とベンチャー(自分が子どものときから知ってるor知らない関係ない企業で)で「成長」(周りとは違う給料)を求めるかもしれません。
とにかく現役大学生がイメージする「働き方」は「大手」か「ベンチャー」かです。
複業のメリット
私がこれから紹介するメリットは比較的「企業+個人」タイプの複業のメリット↓
- 収入源の分散による「保険」
- 社会人の「安定」と個人の「挑戦」という2つの相対するものを得られる
- 好きなことを仕事にできる
- 新しい世界が広がる
1.収入源の分散による「保険」
「企業」と「個人」で収入額に差があるとは言え、収入源が複数あることはかなりの自分の保険になります。キャッシュポイントをいくつか作ることは、「リスク分散」であり、「保険」です。
収入源が2つ3つあれば、最悪会社員が出来なくなっても暮らしていけるという保険は心を穏やかにしてくれます。
また、よくいるベンチャー志望の大学生で考えきれていないところはここです。「東芝が〜、パナソニックが〜」とか言いますが、大手に関わらず、ベンチャーだって倒産する可能性があるのです。なんなら本当はベンチャーのほうがリスキーなんですよ?
とにかく、組織に属さず個人で稼ぐキャッシュポイントがあることが、企業が有事の際の最大の「保険」です。
複業は人生の保険だと思います。
2.社会人の「安定」と個人の「挑戦」という2つの相対するものを得られる
「もっとスキルを身につけたい」「実現したい夢がある」など、仕事で実現したいことがある人にとって、それを実現するためには一か八かで会社をやめて、転職や起業をすることは「リスク」です。なぜなら、転職がうまくいく保証はありませんし、起業が成功するとも限らないからです。唯一の収入源を断ち切り「挑戦」するということです。
「複業」があれば、辞めなくてもいいかもしれません。最低限の生活を確保しつつ、新たなチャレンジができるかもしれません。ベンチャーでも、大手でも、新卒フリーランスになるのも自由ですが、しっかり「保険=安定」をキープして「挑戦」しませんか?
挑戦する時は「挑戦」だけしろ!なんて誰か言いましたか?
「安定」を保ち「挑戦」を充実させることができるのが「複業」です。
複業は「安定」と「挑戦」を同時に得るものだと思います。
3.好きなことを仕事にできる
安定を得ながら、自分のペースで縛られずに活動し、好きなことを仕事にできます。
好きなことを仕事にすることは、人生の充実度を増してくれる大きな要素だと思います。もしかしたら、好きな「こと」でなくてもいいかもしれません。好きな「環境」が広がる中で仕事をすることも、人生の充実度を増してくれるのではないかと思います。
また、「好きなことが唯一の仕事」であると、生活収入源をそれに依存してしまいます。もし、その仕事が稼げなくなってしまった場合、せっかく自分の好きなことであるにも関わらず、稼げない自分が嫌いになり、もしかすると好きなことが好きなことでなくなってしまうかもしれません。
そういったこともリスクの1つです。
それも踏まえ複業によって収入源を分散することは、好きなことを守ることにも繋がります。
複業は人生の充実度を増してくれるものだと思います。
4.新しい世界が広がる
会社でも働き、個人としても働いていると、今まで出会ったことのない人に出会えます。ネットワークが広がり、もしかしたら自分の好きなことに共感してもらえる潜在ファンに出会えるかもしれません。もしくは好きなことを一緒に楽しめる友人ができるかもしれません。
会社で得た知見が新しいネットワークで役立つかもしれません。
また、その新しいネットワークで得た知見は会社に新しい風を吹き込めるかもしれません。
複業はシナジーを生み出し、新しい世界を広げてくれるものだと思います。
まとめ
就職活動を控えどうやって働こうかと考えている時、様々な経験や本、ツイートなどを読み、このような考えにいきつきました。
就職活動は「大手」「ベンチャー」だけではありません。
「複業」という考え方を少し頭に入れるだけで、就職活動が少し変わってきました。
複業に関する記事は他にもたくさんあります。
よかったら下記にて紹介しておきます。ご覧になってください。
・元リクルートの働き方カリスマ、複業人生の始まりは19歳で父になった夏 | BUSINESS INSIDER JAPAN
・「複業」のススメ──日本の社会を変える働き方になるか!? | SELFTURN ONLINE(セルフターンオンライン)
・複業採用の登場で何が変わる? | Fledge(フレッジ)
もしかしたら、「働き方」ってもっとたくさんあるんではないでしょうか
もっとたくさん考えて、広い視野で「働き方」を選びたいものです。
この記事を作成中、私が思っていることをたくさん文で表現していて、とても共感を覚えたブロガーさんと出会うことができました。この記事でも何点か参考にさせて頂きました。ありがとうございます!
とても尊敬しています。「ヌイ」さんです↓